プロジェクトの企画書

  • 2017.05.08 Monday

  • 今日もスクールで、企画書を前に頭を悩ましている姿があります。

    西宮サドベリーでは、自分のやりたいことを追求するために、専門の知識を持った人に来てもらったり、学び予算で何かを買ったりする場合は、「プロジェクト」を立てる必要があります。
    →プロジェクト
    https://www.nishinomiya-sud.com/project/

    プロジェクトはミーティングでプレゼンテーションをして、承認をもらう必要があるのですが、その時に欠かすことのできないのが企画書です。

    企画書には、「プロジェクトの名前」「そんなことをするか」「いるもの」「予算」などの項目があるのですが、これら必要な項目の他にも、プレゼンで他の生徒の子達に賛成をもらうためには、「なぜそのプロジェクトをやりたいのか」「どれくらいやりたいのか」がきちんと伝わる必要があります。

    サドベリーの環境は、誰かにやらされる、という事がないので、プロジェクトも「自分が本当にやりたいからやる」ことは当たり前なのですが、「なぜそのプロジェクトを自分がやりたいのか」には、頭を悩ますようです。



    サドベリーに来てすぐの子は、プレゼンに慣れていないので、プロジェクトの説明をする時に「やりたいから」「すごくやりたいから」という言い方をする子がいます。
    それだと、やりたい気持ちは伝わってくるものの、スクールの学び予算からそのプロジェクトに予算を出すには、審議するための情報が足りません。欲しいおもちゃを目の前にして、親に「欲しい!欲しい!」と繰り返してる小さい子と同じです。

    他の生徒の子達がジャッジするミーティングに於いて、プロジェクトの承認を得るためには、「やりたい」の向こう側にある、具体的な自分の気持ちを掘り起こして、その中からプレゼンに必要な情報をまとめて、分かりやすくそれでいて熱意が伝わるように、工夫する必要があります。

    なかなか大変な作業には違いありませんが、その子達が大人になって、社会の中で自分の夢を実現して行く過程で、周りの多くの人たちに、自分のやりたいことを分かりやすく、熱意を持って伝えられることは、とても大きな大きなスキルだと思うのです。

    ここにも、サドベリーの自然な学びが存在します。



    ー西宮サドベリースクールー
    Facebook:https://www.facebook.com/nishinomiya.sud
    Twitter:https://twitter.com/nishinomiya_sud
    HP:http://www.nishinomiya-sud.com/

    eスポーツ

  • 2017.04.26 Wednesday

  •  最近、こんな記事がニュースで出ていました。

    「日本人選手が派遣できない eスポーツが“メダル種目”になるも……協会が抱える課題」
    https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170419-00000087-zdn_n-sci

     「eスポーツ」というと、なかなかピンとこないですが、分かりやすく言うならば「プロゲーマー」です。
     格闘ゲームやスポーツゲームの、テレビゲーム(ビデオゲーム)を職業としてやる人たち。

     日本ではなかなか実感はないですが、スポーツの国際大会である「2022年 アジア競技大会」では、サッカーやボクシングなどと並んで、正式なメダル種目になると決まったのです。

     そして海外では、大会には数万人の観客が集まり、トップクラスのプロゲーマーになると1億円以上を稼ぐ人たちもいるそう。
     もう、海外ではスポーツとしての環境が進んでいます。

    「賞金稼ぐプロゲーマー 海外ではスター、日本も大波来るか」
    https://news.yahoo.co.jp/feature/207


     こういう状況が、自然に受け入れられる大人たちがどれほどいるでしょうか?
     けれどもこれが新しい環境であり、事実として起こっている流れなのです。



     スクールにも、将来はプロゲーマーを目指す、と言っている男の子がいます。
     彼らにとっては、これはとても自然な流れであり、日本ではまだまだ状況が整っていなくても、世界に出ていくことで、十分な仕事として夢を実現していけるでしょう。

     これからの時代は、その時代を生きている子ども達が主役であり、当事者。
     その彼らが、いいと思うもの、熱中するものは、自然と新しい時代に取り込まれていくでしょうし、新しい時代を作っていくものとなるのです。


     大人の古い価値観に左右されることなく、これからの時代を生きる子ども達が自分の感性で、いいと思うもの、熱中するものを学びとして行っていくことができるサドベリースクール。
     サドベリースクールから、新しい時代の主役となるような子ども達が生まれていって欲しいと思います。




    ー西宮サドベリースクールー
    Facebook:https://www.facebook.com/nishinomiya.sud
    Twitter:https://twitter.com/nishinomiya_sud
    HP:http://www.nishinomiya-sud.com/

    年度がない

  • 2017.04.19 Wednesday

  • 3月、4月の合間のときに保護者の方から質問されて、ふと気づいたサドベリーらしいこと。

    それは、「年度がない」ということです。
    もちろん、スクールも年度ごとの戦略を立てていたり、学費が4月から3月までの年額払いだったりするので、厳密には年度は存在はするのですが、意識的には生徒の子達や保護者の方が年度を意識することはありません。
    それにはスクール側の願いもこもっていたりします。

    従来の学校であれば、年度で学年が変わったりはっきりとした区切りがつけられていて、生徒の子も保護者の方もかなり年度や学年を意識します。



    一方、サドベリースクールは、もっともっと自然なかたちで継続した学びのスパンを持っています。

    なので、サドベリーの継続した学びには似つかわしくないということで、「年度」や「学年」で区切りはありません。
    特に生徒の子には、何かに区切られるのではなく、とても自然なスパンで、自分の学びについて考えていってくれればと考えています。

    自分の学びの中で、区切りをつけるものは、外のカレンダーではなくて、自分の中の目標やステップアップによるもの。


    サドベリースクールの区切られない継続した学び。自分の中で自分でつける区切り。
    そこには「年度」というものは存在しません。




    ー西宮サドベリースクールー
    Facebook:https://www.facebook.com/nishinomiya.sud
    Twitter:https://twitter.com/nishinomiya_sud
    HP:http://www.nishinomiya-sud.com/

    校舎の紹介

  • 2017.04.13 Thursday

  • いよいよスクールは春休みが終わって、新年度が始まりました!
    新しい生徒の子達も入って、新しい雰囲気での学びが始まっています。

    そんな中なので、今回はあらためてスクールの校舎の紹介をしてみたいと思います。

    ◇TVルーム
    TVが3台とDVDプレーヤー、HDD録画、TVゲーム各種があります。
    映画が好きな子は映画DVDを借りて来て、ずっと映画観賞することができますし、プロジェクトで映画館に行って映画を思う存分見ることができます。
    TVゲームが好きな子は、PS4・PS3・Wii U・Wii、その他のゲーム機が揃っています。みんなでワイワイ楽しむこともできますし、プロゲーマーを目指してゲームを練習している子も。

    また押入れの中には、スポーツ用品や鉄道模型、リカちゃん・シルバニアファミリーも。

    ◇ミーティングルーム
    サドベリースクールの一つの柱であるミーティングが行われます。
    ミーティングがない時間は、テーブルを囲んで話をしたり、ご飯を食べたり、勉強をしたり。

    ◇PCルーム
    Windowsパソコンが4台、iPadとAndroidタブレットが5台あります。
    デジタルネイティブな彼ら。マインクラフトでいろいろな世界を創造したり、ネットゲームをしていたり、動画編集をしていたり。

    ◇キッチン
    あまり広くない中にも、1升炊きの炊飯器・オーブンレンジなどが揃っているので、りょうりからケーキまで10人分くらいのものなら作れます。
    また、近くの調理室を借りて、専門的に大人数で料理を作りこともできます。


    校舎のその他の写真はこちら。
    https://goo.gl/IjGZpx


    ◇クリエイティブルーム
    クリエイティブ系の物が揃っています。
    絵画系なら、Mac、iPad Pro、Apple Pencil、デジタルネイティブペンタブレット、コピック400本くらい全色、スケッチブック各種など。
    音楽系なら、キーボード、アコースティックギター2本、エレキギタ、ベース、アンプ、リコーダー、鍵盤ハーモニカなど。
    その他にも、カメラ、ミシン、半田ごて、木工道具などが揃っています。
    山盛りのレゴブロックも。

    ◇2畳ルーム
    2畳半くらいの広さの部屋。
    小ぢんまりとした部屋なので、少人数で集中できます。
    1人で読書をしたり、オセロや将棋などを対戦したり。

    ◇図書ルーム
    4本の本棚があって、400冊くらいのいろいろな本が揃っています。
    絵本、児童書から、小説、専門書、まんがまで。

    またこの部屋の押入れには、ノートや原稿用紙、ボードゲームなどが入っています。


    西宮サドベリーは街中のスクールなので、小さな校舎ではあるのですが、それでも子ども達が学んでいく上で十分な設備や環境が揃っていると思います。
    また、サドベリーの特色として、校舎にとどまる必要はなく、専門的な人や場所に、生徒の子達がどんどん出掛けて行くことで、無限大の学びを行っていくことができます。

    新しい季節。
    この校舎ではどんな学びが繰り広げられていくんでしょうか?




    ー西宮サドベリースクールー
    Facebook:https://www.facebook.com/nishinomiya.sud
    Twitter:https://twitter.com/nishinomiya_sud
    HP:http://www.nishinomiya-sud.com/

    クラスメートを知らない

  • 2017.03.21 Tuesday

  • 西宮サドベリースクールの生徒数は、定員いっぱいの30人、6〜18歳の子達がスクールに通っています。
    学校という枠で見るととても小さい学校なんですが、それでもスクールの後片付けの掃除決めなどで「◯◯とじゃんけんして」というと「◯◯ってだれ?」という事があるんです。

    これには、サドベリーらしい環境が影響しています。
    サドベリーでは「個が確立している」ということ。

    まず、学びも生徒の子達が「自分のやりたい事、必要な事」をやっていくので、それが違うと関わりがなかったりします。

    2つ目に、サドベリーでは、仲の悪い子や合わない子とは、一緒にいる必要がありません。
    だからこそ、変に人間関係がこじれることはないですし、数年経って、それぞれが成長したときに、仲の悪かった2人がとても親友になっていることもあったりします。

    兎にも角にも、サドベリーではとても自然な人間関係なのです。



    こういう風に書いていくと、何かサドベリーは人間関係の希薄な場所のように映るかもしれませんが、断じてそうではありません。
    人間関係がとても自然なのです。

    サドベリーの学びは個単位での動きが多いですが、スクールで学んでいく以上、スクールという社会との関わり無しではやっていけません。ミーティングも、みんなが関わる場の一つです。
    きちんとみんな、名前は知らないけど、顔は知っていて、同じ社会の一員だというイメージを持っています。


    そして例えば、30人というスクールの中の人間関係では足りなくて、もっといろいろな人達、いろいろな年齢の人達に関わっていきたいときには、スクールをベースとしてどんどん外へ出ていけばいいのです。
    日本の世界の他のサドベリースクールの子達に会いに行ったららいいですし、いろんな人を求めて日本全国を旅して回ることもできます。


    「クラスメートを知らない」。
    そんなサドベリーの環境は、とても自然で魅力的だと感じます。




    ー西宮サドベリースクールー
    Facebook:https://www.facebook.com/nishinomiya.sud
    Twitter:https://twitter.com/nishinomiya_sud
    HP:http://www.nishinomiya-sud.com/

    Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...
    『Recent Posts』

    『Categories』

    『calendar』
          1
    2345678
    9101112131415
    16171819202122
    23242526272829
    3031     
    << July 2017 >>


    『Profile』


    倉谷 明伸 (ぐら)

    兵庫県宝塚市生まれ・在住
    甲南大学 社会学科卒。卒論テーマは「子どもの友人ネットワーク研究」。

    大学卒業後、2年半の会社員を経て、自分の本当にやりたかった「子どもの面白い感性に触れられる仕事」として、サドベリースクールのスタッフを選択。

    アメリカ・ボストンのSudbury Valley Schoolを始めとして、関西圏の約20箇所のオルタナティブスクール、ホームスクーリングなどを視察する。

    西宮サドベリースクール創立時から15年間、生徒投票によりスタッフを続けさせてもらっています!
    recent comment





    『link』
    《スタッフブログ》
    スクールブログ
    のぶブログ
    うみブログ
    ぐらブログ
    《ホームページ、SNS》
    西宮サドベリースクールHP
    西宮サドベリーTwitter
    西宮サドベリーfacebook

    search this site.

    others

    PR