勉強

  • 2017.01.24 Tuesday

  • 「サドベリーに通うと、好きなことばかりやって、勉強をしないんじゃないか?」
    「勉強ができないと、大多数が従来の学校を出ているこの社会で、大きな不利になるんじゃないか?」
    保護者の方がとても心配する点です。

    結論から書くと、全くもって大丈夫です。
    サドベリーを卒業する子たちにとって、この事は全く問題にはなりません。

    なぜか?

    サドベリーでは授業というものが無いので、押しつけられる形での勉強は存在しないのですが、人間が本能として持っているものに、知的好奇心があります。
    お話を考えるのが好きな子が、小説を書くために漢字や文章の書き方を勉強する、論理的な考えが好きな子が、数学に興味を持って勉強する、など、サドベリーでも様々な勉強の風景を見てきました。

    さらに、これらは押しつけられた勉強ではないので、とても深く、長く、専門的に、学びが行われていきます。



    2つ目には、仮に、大人が思う勉強という形を取っていなくとも、サドベリーで学んでいるだけで、社会と必要とされる学力は身につく、という事があります。

    サドベリースクールは、大人の社会にとても近い環境となっています。授業として漢字を習わなくとも、漢字が読めなければ自分の必要とする情報を得にくくなってしまいますし、計算ができなければ、プロジェクトの予算づくりに支障が出ます。

    大人が社会に出てから必要となる学力は、そのままサドベリースクールの中でも必要とされるので、サドベリーの生徒の子達はそれを自分のぺ一スで、自分のやり方で自然に身につけていきます。

    心配することはありません。


    サトベリーの生徒の子達はこれらのスキルを持っているので、例えば、自分の学びたいものを専門的に学ぶために大学に行きたくなれば、大学受験と大学に入ってからの研究ために、集中して勉強をすることができます。

    実際にサドベリーの生徒の子たちの中には、それまで全く勉強という形は取っていなくて、九九もbe動詞も習っていない子が、わずか2ヶ月半で受験に必要な高認検試験をクリアし、志望の大学に合格したり、別の子は専門数学を研究するために京都大学を目指して、1日8時間の勉強をしていたりします。

    サドベリーに来ても、学ぶやり方が違うだけで、勉強面での心配は何もいらない、ということです。



    ー西宮サドベリースクールー
    Facebook:https://www.facebook.com/nishinomiya.sud
    Twitter:https://twitter.com/nishinomiya_sud
    HP:http://www.nishinomiya-sud.com/

    YouTube

  • 2017.01.16 Monday

  • Twitterやブログでも何度も書いていますが、スクールの生徒の子達はほんと「デジタルネイティブ」で感心させられっぱなしです。
    これは生徒の子達の誕生年を見れば、一目瞭然。2000年生まれは当たりまえ、4歳の子なら、なんと2012年生まれだったりする訳です。

    この子達は、生まれた時からインターネットがありました。なので、使い方を覚える、というよりも、大人がテレビを見るように、とても自然で当たり前にインターネットが使えてしまいます。

    そんな中でも、生徒の子達を見ていて、とても凄いことに思うのが、YouTubeの使い方。
    例えば、スクールで流行ってるマインクラフトなどは、ほぼ全ての情報をYouTubeの解説動画や攻略動画から得ています。



    大人だと、欲しい情報があった時には、図書館や本屋さんで専門的な本を探す、インターネットで必要なページを検索する、という感じだと思います。
    情報を調べるツールは、「文字」です。

    それが生徒の子達だと、「動画」が情報を調べるツールなのです。
    大人は、動画を「情報を得るツール」だとは思っていますが、「情報を調べるツール」とは思えません。ここに大きな世代の差を感じます。

    考えてみると、大人にとっての動画は、テレビが大きいと思います。
    たくさんの情報が流されていて、たくさんの為になる知識を得ることができますが、自分の欲しい情報がその時に得れるとは限りません。
    テレビは情報を調べるツールではないのです。

    これに対し、子ども達にとっての動画は、「YouTube」なのです。
    YouTubeは、たくさんの高度なスキルや専門的な知識を持った人たちが、ありとあらゆる分野で無数の動画をアップしてくれています。
    生徒の子達が欲しい情報があった時に、YouTubeを検索すると、動画で分かりやすい解説動画を見つけられるのです。

    さらに大きい事として、YouTubeなら、まだ漢字が読めない小さな子でも、動画で理解することができます。
    スクールに来ている6歳くらいの子も、YouTubeで調べながらマインクラフトでコンビニを作って、人が立ったら自動で開くような自動ドアの回路まで完備していました。
    このように、小さい子でもYouTubeからたくさんの情報と知識を得て、自分の知りたいことに生かしています。


    こんなことを書くと、大人達は「子ども達は動画に頼って、本などから情報を得ることができなくなる」なんて心配するのですが、そのへんは大丈夫。

    YouTubeも完全ではありません。
    YouTubeで動画を探しても、まだ動画がないような分野もたくさんあります。

    そうなるとデジタルネイティブな子ども達は、インターネットで文字ベースで、無限のサイトの中から自分の欲しい情報を見つけて、知識を得ています。
    また、インターネットでも弱い分野のものは、図書館へ行って、専門書を探すこともあります。

    図書館の専門書もテレビも、インターネットの文字ベースの情報も、これまで通り。
    実はそれにYouTubeという、新たな時代のツールが加わっただけなのです。

    さて、スクールの子ども達。今日はどんな事を調べているんでしょうか?



    ー西宮サドベリースクールー
    Facebook:https://www.facebook.com/nishinomiya.sud
    Twitter:https://twitter.com/nishinomiya_sud
    HP:http://www.nishinomiya-sud.com/

    保護者の役割

  • 2017.01.11 Wednesday

  • 明けましておめでとうございます!
    2017年はじめてのブログとなります。今年もよろしくお願いします。

    年末にスクールの忘年会がありました。
    この忘年会、スクールの主催ではなく、保護者の方が企画して実現したもので、毎年、
    お花見やバーベキューなどを開催してもらっています。ほんとに感謝です。

    サドべリースクールでは、保護者の方も学校運営に関する1票を持ち、スクールの中でも重要な位置づけとなっています。
    一方、サドベリースクールには、従来の学校にあるようなPTAは存在しません。
    わずらわしい役職決めもありません。連絡網で連絡をまわす必要さえありません。

    サドベリー保護者の皆さんは、スクール運営について、関わりたいものには関わり、興味のないものには関わりません。
    この辺はとてもサトーベリーらしいです。とてもはっきりしています。



    では、サドベリースクールにおける、絶対的な保護者の役割とは何か?

    それは、「子どもがサドベリースクールに学ぶという選択をしたことを尊重すること」。
    ただ、それだけです。でも、とても大切な役割です。


    「尊重する」という言葉を使うのは、保護者の方がサドベリースクールを無理してまで肯定する必要はないということ。
    保護者の方は、それぞれいろんな人生を送ってきて、いろんな価値観を持たれています。
    なので、子どもがサドベリーを選んだとしても、親は公立の学校の方が良い、という考えを持つこともあるのです。

    その時に、無理やり子どもに合わせてサドベリーを肯定しようとするのではなく、また、自分の考えを子どもに押し付けるのでもなく、ただ、子どもを信頼して、子どもの責任を持った選択を尊重して欲しいのです。

    子どもの選択を尊重するのに、足りない情報があれば、スクールがきちんと説明をさせてもらったり、子ども本人が親に対してきちんとした説明をする事もあります。

    子どもの選択を尊重して、対等な形であれば、親が子どもに対して「自分は公立校での学びの方が良いと思う。理由は、ーーーー。」と考え方を伝えてもいいと思います。
    それを受け取った子どもは、真摯に、考え方のひとつとして聞いてくれるでしょう。


    子どもと親はとても近い存在ですし、親は子どもの成長をずっと近くで見て、心配し、気になるものです。
    でも一方で、子どもと親は別人格の人間です。子どもが親の思うような選択をしてくれる方が稀だと思います。

    サドベリースクールでの、保護者の役割。とても自然で、いい関係だと思っています。

    サドベリー以外の子どもと親の関係にも使えるんじゃないか、と思います。



    ー西宮サドベリースクールー
    Facebook:https://www.facebook.com/nishinomiya.sud
    Twitter:https://twitter.com/nishinomiya_sud
    HP:http://www.nishinomiya-sud.com/

    プレゼンテーションのスキル

  • 2016.12.19 Monday

  •  西宮サドベリーでは、自分のやりたい学びを追求するためにプロジェクト企画の承認を得たり、学び予算を使ったりするのに、生徒たちの参加するミーティングでプレゼンテーションを行う必要があります。

     きっちりとしたプレゼンテーションをして、参加している他の子達の承認をもらわないと、自分のやりたいことを進められないという訳です。とても大人の社会にちかい、自然なシステム。

     なので、自分のやりたい学びを実現するために、サドベリーの子達は自然とプレゼンのスキルが身についていきます。
     また、「プレゼンを上手くなるプロジェクト」をやって、専門的にプレゼンのノウハウを身につけようとする子もいます。



     そんな中、前回のミーティングでは、なかなか承認を得ることのできないプレゼンもありました。
     その子にとっては、とてもやりたい企画であることには違いないのですが、生徒の子達から「なぜそのプロジェクトをやろうと思ったのか?」と聞かれ、「楽しそうだから」「やってみたいから」という回答の繰り返し。

     もっと詳しい理由がないと承認ができない、という意見が出ると、今度は「将来、スポーツ射撃のプロを目指すかもしれなくて、このプロジェクトをやることがその一歩になるから」と飛躍しすぎな綺麗ごとな回答が。

     その時に意見が出たのは、最初は「ちょっと興味があるから」、とか「面白そうだから」という理由が本当で、それを綺麗ごとにすり替える必要はないんだけど、「何で興味を持ったのか」「そのどの部分が自分にとって面白いと思えるのか」をプレゼンに取り入れることで、自分がそのプロジェクトを本当にやりたいという、本気さ、熱心さが伝わると思う、ということでした。


     綺麗ごとでははない、本当なところで、でもきっちり自分の本気度をアピールできるようなプレゼン。
     そんなことも、サドベリーでは身についていきます。



    ー西宮サドベリースクールー
    Facebook:https://www.facebook.com/nishinomiya.sud
    Twitter:https://twitter.com/nishinomiya_sud
    HP:http://www.nishinomiya-sud.com/

    八ヶ岳サドベリー10日間留学

  • 2016.12.14 Wednesday

  •  西宮サドベリーの生徒の子達2人が、11/28-12/7の10日間、「八ヶ岳サドベリースクール10日間短期留学」に参加していました。

     帰ってきた2人に感想を聞くと、

    ・自然がいっぱい
    ・富士山が綺麗だった
    ・毎日、日替わりであちこちの温泉に行けた
    ・ピザを作った
    ・校舎が綺麗で広い
    ・緑地に遠足に行った

     街中の西宮サドベリーでは体験できない、自然の中の八ヶ岳サドベリーを満喫して帰ってきたようです。



     さらに詳しく聞いていくと、

     八ヶ岳は、
    ・ルールが少ない
    ・生徒数が少ないので、静かで平和な感じ
    ・ミーティングが出たり入ったりできる。お菓子を食べながらできる。

     西宮は、
    ・街中なので、専門的な学びをする場所に行きやすい
    ・生徒数が多いメリットがある
    ・ミーティングがきっちりしてる。意見が出やすい。

    などなど、それぞれのスクールの文化の差も感じてきたそう。短期留学には、他のサドベリーの生徒の子達もいたので、さらにいろいろな文化の差に触れることができたようです。


     これまでは、西宮サドベリーでずっと過ごしてきて、当たり前だと思っていたことが、他のサドベリーを経験したり話を聞いたりしたことで、あらためて広い視点でサドベリーの学びを再認識できたと思います。

     これから、西宮サドベリーに戻って学んでいく上でも、とても貴重ないい経験になったと感じます。



    ー西宮サドベリースクールー
    Facebook:https://www.facebook.com/nishinomiya.sud
    Twitter:https://twitter.com/nishinomiya_sud
    HP:http://www.nishinomiya-sud.com/

    Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...
    『Recent Posts』

    『Categories』

    『calendar』
          1
    2345678
    9101112131415
    16171819202122
    23242526272829
    30      
    << April 2017 >>


    『Profile』


    倉谷 明伸 (ぐら)

    兵庫県宝塚市生まれ・在住
    甲南大学 社会学科卒。卒論テーマは「子どもの友人ネットワーク研究」。

    大学卒業後、2年半の会社員を経て、自分の本当にやりたかった「子どもの面白い感性に触れられる仕事」として、サドベリースクールのスタッフを選択。

    アメリカ・ボストンのSudbury Valley Schoolを始めとして、関西圏の約20箇所のオルタナティブスクール、ホームスクーリングなどを視察する。

    西宮サドベリースクール創立時から15年間、生徒投票によりスタッフを続けさせてもらっています!
    recent comment





    『link』
    《スタッフブログ》
    スクールブログ
    のぶブログ
    うみブログ
    ぐらブログ
    《ホームページ、SNS》
    西宮サドベリースクールHP
    西宮サドベリーTwitter
    西宮サドベリーfacebook

    search this site.

    others

    PR