卒業

  • 2018.01.17 Wednesday

  • 新しい1年が始まったということで、生徒の子達のサドベリーからの新しい門出、「卒業」について。

    サドベリースクールは全てにおいて、とても自然な、本来に立ち戻った形になっています。

    なので、サドベリーでは「卒業」も本来の形で存在します。

    公立校などの意識が強いと、「15歳で中学卒業」「18歳で高校卒業」とかってイメージをしがちですが、本来の「卒業」の意味はそんなものではないはずです。
    「その場で得られるものをやり切って、次のステップへ踏み出していくこと」が卒業の本来の意味合いではないでしょうか?
    何歳だからという、自動で通過する意味合いではないはずです。

    サドベリーでの「卒業」は、年齢で決まっていません。あくまで「サドベリーで得られるものをやり切って、次のステップへ踏み出していく」時が卒業の時期。
    何歳で卒業するかは、それぞれの子によって、当然、違って来ます。

    また西宮サドベリーでは、卒業を希望したからといって、全員が卒業できる訳ではありません。
    卒業を希望する生徒は、生徒・保護者・スタッフを前に「卒業プレゼンテーション」をして、過半数の承認を得ることで、卒業認定がされます。


     


    プレゼンテーションでは、自分がサドベリーで学んだことについて、将来の進路についてなどを話し、その後で参加者との質疑応答があり、生徒にとってはなかなか大変なやり取りになります。

    卒業認定については、学んだ内容を評価されるというよりは、「きちんとサドベリーを理解しているか?」が重視されます。

    例えば、「自分は西宮サドベリースクールの卒業生だ」という子がいたとすると、一般の人たちは、「西宮サドベリーを出るとこんな風になるんだ」という一つのモデルとして見ることになります。
    卒業生は、サドベリーの事をきちんと理解した上で、周りの人に説明したり、批判したりして欲しいという事です。


    西宮サドベリーでは、卒業を選ばずただスクールを出ていく、ということもできます。
    そんな中で、スクールでの学びをきちんとした形でみんなに認めてもらいたい、という形で卒業にチャレンジする子達がいます。


    次のステップへのスタート。
    今年も何人の生徒の子達が「卒業プレゼンテーション」にチャレンジしてくれるのか?、期待です。



    ー西宮サドベリースクールー

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    トモエ学園

  • 2018.01.09 Tuesday

  • 大晦日にテレビで紅白歌合戦を見ていたら、福山雅治さんの「トモエ学園」が流れていました。
    トモエ学園は、黒柳徹子さんが在籍していた、既存の学校とは一線を画す自由な学校として有名です。黒柳さんは「この学校に出逢っていなければ、現在の黒柳徹子はない」と言います。

    現在、トモエ学園は無くなってしまいましたが、日本発、海外発の、既存の学校とは違う特徴的な学校が作られています。



    西宮サドベリーも含め、新しいタイプの学校は、既存の学校を否定する存在ではありません。
    公立校は、日本のどこに住んでいても均一な質の教育を受ける事ができ、理科室、図書室、体育館などの専用施設が整備されている事を考えると、かなり高いレベルの教育の選択肢であると言えます。

    ただ、大人がみんな会社員を選ぶ訳ではないように、子ども達もみんなが公立校に合うはずがありません。
    大人も子どもも個性もそれぞれ、学びたい内容もそれぞれ。

    1人でも多くの子達が、黒柳さんのように、自分にぴったり合った学校に出逢えることを願っています。


    福山雅治「トモエ学園」YouTube動画 https://youtu.be/utqlq65UyuE
    トモエ学園 Wikipedia https://ja.m.wikipedia.org/wiki/トモエ学園



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    人の成長

  • 2017.12.19 Tuesday

  • 早いもので、スクールも今週は冬休みまでの最終週、年内も最後のブログとなります。

    さて、生徒の子達の毎日の模様は、スクールTwitterで毎日配信しています。
    毎日、Twitterを見ていただいてる方は、「サドベリーの生徒の子達のやってる事がが毎日同じ」「子ども達の成長が見られない」などと思っておられるかもしれないので、それに対してのサドベリーの考え方を。

    たしかに、Twitterとしては、カリキュラムが組まれていて、子ども達が毎日違うことをやっていたり、勉強も運動もバランスよくやっていたり、子ども達のやってる事が目に見えて進行していて、レベルの向上が見えたり、するとウケがいいと思います。
    スクールの広報としても、そちらの方が見た目は綺麗です(笑)。

    ただ、サドベリーではそうなる事はとてもまれでしかありません。
    それはサドベリーがとても自然な本来の環境だからです。

    例えば、街中の大人の人を誰かつかまえて、1週間分の生活の記録を覗いてみたら、変わり映えしない同じような生活に違いないと思います。インスタ映えやブログの露出を意図して無理に動かない限り。
    人はやりたい事をやっていても、1週間程度を切り取るくらいでは、それが自然で本来なのです。

    それでも、半年、1年単位で振り返ってみると、みんなやってる事も変わってますし、成長も見えてきます。人の成長というのは、それくらい、即効性のものではなく、じわじわ、らせん状に登っていくものなのです。



    それは、サドベリーの子ども達も同じです。
    半年、1年単位で振り返ってみると、みんなやってる事も変わってますし、成長も見えてきます。

    ある男の子。
    今年の初めころは、マインクラフトのネット対戦に熱中していて、毎日のようにずーーっとやっていました。
    そこから、やる側のパソコンのスペックに興味が移って、いろいろ調べる中で、自作PCを作ってみたいとなりました。
    その後、自転車ツーリングに興味を持って、ちょっと背伸びした値段のツーリングバイクを買って、あちこちツーリングに出掛けているよう。
    さらにさらに、料理ににも興味が出て、お菓子やスイーツ、家での晩ご飯もどんどん作るようになって、スクールに持って来てくれたお菓子もすごくレベルの高く美味しかったです。

    どんどんと興味が展開して、どんどんいろんな分野の知識やスキルを身につける子、自分の興味を持った一つのことを淡々とずっとやり続けて、気づいた頃にはその分野でかなり高いレベルの知識やスキルを身につけてる子、いろいろといてますが、共通して言えることは、きっちりとその子の必要なだけ成長しているということ。

    親のみなさんも、子ども達に自然で本来な成長を見てもらえれば、想像もしなかったような風景が見れると思います。



    ー西宮サドベリースクールー
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    文化が違う

  • 2017.12.12 Tuesday

  • 今回のブログは、同じサドベリースクールの「まっくろくろすけ」のブログから紹介したいと思います。

    ◇ルールの変更
    https://blogs.yahoo.co.jp/makkuro02/42193269.html


    よく、「サドベリースクールって、Sudbury Valley School(アメリカ・ボストン)が本校で、西宮サドベリーは分校なんですか?」とか「サドベリースクールって免許のようなものはあるのですか?」とか「東京サドベリーが本校ですか?」とか聞かれます。

    サドベリー自体は、シュタイナースクールなどとは違い、「理念」を同じとする、それぞれが独立した学校です。ボストンが上な訳でもなく、それぞれが横並びで世界的に緩いネットワークを取っています。
    また、日本にいると、東京が本校な気になってしまいますが、同じくそれぞれが独立した学校なのでご注意!(笑) 西宮サドベリーの方が歴史も古かったりもします。


    さて、まっくろのブログを見てみると、

    ーーーー
    まっくろくろすけでは日常的なきまりに、
    「ルール」と「システム」という2本柱があります。

    「ルール」は違反すると、裁判に訴えられるものです。
    そこで審議がされて、ルール違反に間違いない(有罪)になると、注意だけか、ペナルティがつけられるかになります。
    ペナルティは問題行動が改善されるように、サポートするものが基本です。

    「システム」はここでのやり方なので、違反すると、その場で説明されたり、
    ミーティングで説明されて、覚えてもらうことに重点がおかれています。
    ーーーー

    もうこの時点で、早くも西宮サドベリーとは学校システムが違います。

    それくらい、各サドベリースクールは、理念は同じでも、それぞれ文化が違う感じになっています。それぞれの国民性、歴史、規模、土地柄によって、自然とスクールの文化が作られていくのです。
    サドベリーの魅力の一つである「シンプルさ自然さ」の表れですね。



    西宮サドベリーの場合は、全てが「ルール」として決められています。
    みんなの価値観が違って、スクールとしての線引きを決めないといけない時に、生徒の子達のミーティングでルールが作られ、それが破られて問題が発生した時に、ルールによる対応やペナルティーが決められます。

    西宮サドベリーは、街中のスクールなこともあるのか、かなりシステマティックに学校が作られているイメージがあります。
    そういう点では、ボストンのSudbury Valley Schoolに近い感じです。

    ミーティングでの決定も、好かれてる・嫌われてる子で、決定やペナルティーの差が出ないよう、裁判での判例と同じく、これまでの決定を基準とすることが徹底されていますし、ミーティング時間も決まった時間で結論が出なければ、議論が盛り上がっていて話し合い途中でも、即時に保留になるというくらいのドライさ(笑)。


    ひとくちに「サドベリースクール」と言っても、スクールごとにかなり文化の差が存在する、という話でした。



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    暇を持て余す

  • 2017.12.05 Tuesday

  • 先週1週間は「オープンスクール」、新しい子達がサドベリーを体験することのできる1週間でした。

    そのオープンスクールに来ていた1人の男の子。サドベリーのやりたい事を何でもできる環境に面食らって、何をしていいか分からず、暇を持て余していました。

    そして、たまたま生徒の子も「暇だーーー」と言ってる子がいて、「暇」に関する話題に。





    「暇」というと、一般的にはあまりいいイメージは持たれません。
    公立校でも、授業がみっちりと組まれていて、「暇」と思う時間はありません。

    一方で、サドベリーには、有り余るくらいの「暇」があります。
    これは、サドベリーが暇な時間を重要と考えるからです。
    サドベリーが、というより、本来に立ち戻ると、「暇」な時間は重要であり、必要なものなのです。

    「暇」な時間というのは、「新しいことができる瞬間」です。

    また、「暇」になってはじめて、「新しいことにアンテナが向く」のです。


    忙しくて、暇な時間が全く持てない日々を想像してみてください。
    目の前の、やらないといけない事をこなすのに精一杯で、新しいことが入り込む隙間なんて、どこにもありません。
    広がりが生まれる空間が無いのです。


    サドベリーには、「暇」があります。
    暇になって、暇つぶしでもいいので、周りにあることにどんどん手を出してみる、新しいことにアンテナを張ってみる。
    サドベリーの子達の学びや興味の広がりは、こうやって生まれていきます。

    あなたには今、「暇」はありますか?



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    『Profile』


    倉谷 明伸 (ぐら)

    兵庫県宝塚市生まれ・在住
    甲南大学 社会学科卒。卒論テーマは「子どもの友人ネットワーク研究」。

    大学卒業後、2年半の会社員を経て、自分の本当にやりたかった「子どもの面白い感性に触れられる仕事」として、サドベリースクールのスタッフを選択。

    アメリカ・ボストンのSudbury Valley Schoolを始めとして、関西圏の約20箇所のオルタナティブスクール、ホームスクーリングなどを視察する。

    西宮サドベリースクール創立時から15年間、生徒投票によりスタッフを続けさせてもらっています!
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