緊張する

  • 2017.08.29 Tuesday

  • 「プロジェクト」をしたい子は、生徒の子達の集まるミーティングで、自分の企画をプレゼンテーションして、学び予算を獲得する必要があります。

    プレゼンする内容は、自分のやりたい学びの内容の説明、予算、予算の内訳など。前もって企画書にはまとめて書いてあるものの、アピールのポイントを上手く見つけて、時間内に上手くまとめて、みんなから承認を得るのは、なかなかたいへん。
    承認が得られないと、次のミーティングに保留されて、また次回に再チャレンジに。

    みんながプレゼンが上手い訳でもなく、口下手な子や、シャイな子もいますが、それでも自分のやりたい学びを追求するためには、ミーティングを通すしか、無いのです。



    今回のミーテングで、日ごろは全然そんなことないのに、プレゼンをするとなると緊張して、上手くまとめて喋れない、という男の子。
    何をアピールするか頭では考えて来た、と言ってましたが、いざプレゼンの場になると「頭が真っ白になって、全部飛んだ」らしい。
    結局、この回では十分なアピールができず、プロジェクトの承認はお預けになりました。

    この男の子、前回自分で書いた紙を見ながらなら、緊張はしていてもゆっくり説明はできていたので、次回は「プレゼンメモ」を作って対策していこう、という事に。
    他にも、ミーテングに出ていた他の生徒の子達からもいろんな角度でアドバイスをもらっていました。


    大人になって社会に出たら、いろいろな場面で、自分の考えを他の人たちに伝えていく必要が出て来ます。

    なかなか通らなくて、何度も失敗して、いろんな試行錯誤をしながら、サドベリーの中で、自分に合ったプレゼンの仕方を見つけていってくれればと思います。



    ー西宮サドベリースクールー
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    保護者の関わり

  • 2017.08.21 Monday

  • スクール説明会でたまに出る質問。

    「サドベリースクールでの、保護者の関わりはどんな感じになりますか?」

    たしかに気になりますよね。
    PTAとかを経験された方なら、なおさら。

    でも、サドベリーでは心配はいりません。
    でも、全く関わらなくていい、訳でもありません。



    サドベリーは、「子ども達が学ぶための場所」です。
    なので、入学の時も、子ども本人が入学の意思をミーティングできっちり伝える必要があります。保護者の方は、同席の必要はありません。
    保護者は、2週間以内に入学の手続きに来ていただくだけです。
    あくまで、スクールでの主役は子ども達。

    では、保護者の方は、スクールでどういった役割になるのか?
    スクールでは、学びの主体であり、主役は子ども達なのですが、学費を出していただくのは、保護者の方です。
    また、子ども達がサドベリーで学びたいという選択をした時に、それを尊重して後押ししてもらうことも保護者の方には必要です。

    そんな事から、西宮サドベリーでは、保護者は運営レベルにおいて、子ども達と同じ1票を持ち、スクール運営に関わっていく権利を持ちます。
    ここで大切なのは、「スクール運営に関わらなければならない」ではなく「関わる権利を持つ」というところ。

    「子どもをスクールに預けたまま」でもなく、「スクール運営に関わらなければならない」でもない。スクールに対して保護者が負うものの分だけ、権利を持つ。

    サドベリーでは、保護者についてもとても自然な形があるのです。



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    怒られるから、やる、では無い

  • 2017.07.31 Monday

  • 以前、入学検討の体験の子が来ていたときの出来事。

    スクールでは1日の終わりにくじ引きがあって、「いちばん数字が小さかった人は、スクール校舎のごみ拾いで掃除機をかける」というルールがあります。もちろん、生徒の子達もスタッフも対等に当たります。
    そして、体験中の子も例外ではありません。

    この日、体験の男の子がくじ引きでいちばん小さな数字を引いてしまって、掃除機になりました。
    くじを配っていた男の子が新しい子に、くじ引き掃除のルールについて説明してくれています。

    ただ、この体験の男の子。「おれ、掃除機かけるの嫌いだからやらない」と言って、逃げて行ってしまいました。
    くじを配った男の子はその後を追って、もう一度ルールの説明と「ルールだからきっちり従わないといけない」「ルールが嫌なら、ミーティングで変更を提案もできる」と伝えますが、この男の子は聞く耳持たず。
    たぶん、これまでもやりたくない事があったら、こうやって来たのでしょう。みんなから怒られても逃げ回っていたのかも。もしかしたら、相手がしびれを切らしてやらずに許してもらえる事があったかもしれません。

    けれども、ここはサドベリーの環境です。
    ルールに決まっている事をやらないからと言って、大人から怒られることはありません。
    スタッフも近くでこれを見てましたが、怒ってやらせるという事はありませんでした。というか、そんな権利を持たないのです。



    生徒の子同士も、スタッフも対等なサドベリーで出来ることは、ただ一つ。
    ミーティングに訴えて、ミーティングのジャッジとして社会的な決定を行うこと。

    この時も、聞く耳持たずに逃げ回る体験の男の子に、周りの子達はイライラしながらも、ミーティングの議題用紙に「体験の男の子がルールをきちんと説明したにも関わらず、無視してルールを守らなかった」と提出。
    後日、ミーティングでは「スクールに来るからには、みんなで決めたルールに従わなければならない」「ルールが嫌なら、変更の提案をするべき」などの意見が出て、「体験の男の子はペナルティーとして、次回に掃除機をすること」と決まりました。

    サドベリーでは故意的にルールを破ることは、積み重なると停学や退学に繋がるくらい、重いです。
    サドベリーを選んで来るからには、みんなで作ったルールには従わなければならないし、異議があるならきちんとルールに則って、責任を持って変えていく必要があります。

    「怒られるから、やる」では無い、本当の社会的な場がサドベリーにはあるのです。



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    サドベリーの学びの広さと深さ

  • 2017.07.24 Monday

  • 先日のスクールへの朝日新聞の取材インタビューで感じたこと。

    これは、今回だけじゃなくて、インタビューとかがあるとよく聞かれることだけれど、「生徒の子達は、スクールでどんな学びをしてるんですか?」という質問。

    これにはどうにも、答えにくい。
    たぶん正確には答えられないと思う。どう表現しても、その子の学びのごく一部しか捉えられていない気がするからだ。

    一方で、従来の学校なら、答えるのはとても簡単だと思う。
    「今日は、国語と算数を学びました。」
    「国語は、漢字の練習をしました。算数は面積の出し方を習いました。」
    「国語のテストで80点でした。習ったことはわりと理解できています。」

    でも本来に立ち戻って考えてみると、同じ内容を授業で習っても、その子ごとに学んだこと、気づいたことは違うはず。テストで80点と言っても、でき方も満足度もそれぞれの子で違うはず。

    なまじ、「教科」や「学習内容」があるから、学びを分かった気になっちゃう。
    これは、便利でもあるけれど、危険なことでもあると思う。



    サドベリーでは、例えば、本を読んでる子がいても、「小説家になりたくて、構成や文体の勉強のために読んでる」のか、「暇つぶしで何となく読んでる」のか、「本を開いてはいるけれど、実は頭の中では、宇宙の成り立ちのついて考えてる」のか?、スタッフからは分からないことが多い。
    神様じゃないんだから、「この子はこれを学んで、これを身につけた」なんて言えない。

    これは、学んでいる生徒の子本人も同じで、なかなか自分が「これを学んでいます」というのは表現しにくいと思う。
    これは、大人の人が「今日は何を学んだんですか?」と聞かれて、なかなか答えられないのと同じだと思う。大人も日々、成長してるはずだし、なりたい自分の目標もあるにも関わらず。

    ここに、大人も子どもも、人の成長や学びの本来があると思う。
    人の学びなんて、そうそう1日で切りとって表現できるものではないし、ずっとずっと後になってから、学びを実感できることもある。
    そして、半年とか1年とかで振り返ると、きちんと成長してるのです。

    サドベリーの学びは、人の本来の学び。
    だからこその、学びの広さや深さがあるのです。



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    コーヒーショップを開く

  • 2017.07.18 Tuesday

  • スクールの生徒で、コーヒーが好きな10歳の男の子がいてます。
    子どもで「コーヒーが好き」っていうのはめずらしい気がしますが、本当に好きなようで、家で自分で、コーヒー豆を買って来たり、ドリップでコーヒーを淹れたり、コーヒーに合うパンケーキなどを試してみたり、していました。

    将来の夢は、自分のコーヒーショップを開くこと、だそう。



    そして満を持して、「コーヒーコーディネーター講座を受けるプロジェクト」が今回のスクールミーティングでプレゼンされました!

    通信講座で、コーヒー豆の基礎知識から、焙煎・抽出方法、エスプレッソやアレンジコーヒーの入れ方などが学べるというもの。
    いろいろなコーヒー豆も付いて来て、実際に豆を試せるという。
    そして、コーヒーコーディネーターの資格が取れます。

    この男の子の夢である、カフェ開業のノウハウも。
    カフェの立地の選び方や法的な知識、店内のレイアウト、宣伝の仕方やメニューなども学べるそう。

    通信講座は6ヶ月で、教材費は62,000円。
    プロジェクトは、みんなの学び予算からの支出であり、決して安い金額ではありませんが、この男の子が本気で学びたい、という事が、講座の説明とともにプレゼンされていました。

    ミーティングでは、他の生徒の子達からの質問として、「コーヒーコーディネーターの資格に、年齢制限はないの?」「学び予算から高い教材費が出されるから、最後まできちんとできるん?」など。
    教材が届いてから、8日間は試すことができるそうで、自分の思った通りの教材ではない場合は返品する、ということも決まりました。


    「自分の夢を実現するために学ぶ」。
    サドベリーでの学びの大もとがここにあります。

    そしてこれは、本来の学びでもあるのです。



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    倉谷 明伸 (ぐら)

    兵庫県宝塚市生まれ・在住
    甲南大学 社会学科卒。卒論テーマは「子どもの友人ネットワーク研究」。

    大学卒業後、2年半の会社員を経て、自分の本当にやりたかった「子どもの面白い感性に触れられる仕事」として、サドベリースクールのスタッフを選択。

    アメリカ・ボストンのSudbury Valley Schoolを始めとして、関西圏の約20箇所のオルタナティブスクール、ホームスクーリングなどを視察する。

    西宮サドベリースクール創立時から15年間、生徒投票によりスタッフを続けさせてもらっています!
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