年度がない

  • 2017.04.19 Wednesday

  • 3月、4月の合間のときに保護者の方から質問されて、ふと気づいたサドベリーらしいこと。

    それは、「年度がない」ということです。
    もちろん、スクールも年度ごとの戦略を立てていたり、学費が4月から3月までの年額払いだったりするので、厳密には年度は存在はするのですが、意識的には生徒の子達や保護者の方が年度を意識することはありません。
    それにはスクール側の願いもこもっていたりします。

    従来の学校であれば、年度で学年が変わったりはっきりとした区切りがつけられていて、生徒の子も保護者の方もかなり年度や学年を意識します。



    一方、サドベリースクールは、もっともっと自然なかたちで継続した学びのスパンを持っています。

    なので、サドベリーの継続した学びには似つかわしくないということで、「年度」や「学年」で区切りはありません。
    特に生徒の子には、何かに区切られるのではなく、とても自然なスパンで、自分の学びについて考えていってくれればと考えています。

    自分の学びの中で、区切りをつけるものは、外のカレンダーではなくて、自分の中の目標やステップアップによるもの。


    サドベリースクールの区切られない継続した学び。自分の中で自分でつける区切り。
    そこには「年度」というものは存在しません。




    ー西宮サドベリースクールー
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    校舎の紹介

  • 2017.04.13 Thursday

  • いよいよスクールは春休みが終わって、新年度が始まりました!
    新しい生徒の子達も入って、新しい雰囲気での学びが始まっています。

    そんな中なので、今回はあらためてスクールの校舎の紹介をしてみたいと思います。

    ◇TVルーム
    TVが3台とDVDプレーヤー、HDD録画、TVゲーム各種があります。
    映画が好きな子は映画DVDを借りて来て、ずっと映画観賞することができますし、プロジェクトで映画館に行って映画を思う存分見ることができます。
    TVゲームが好きな子は、PS4・PS3・Wii U・Wii、その他のゲーム機が揃っています。みんなでワイワイ楽しむこともできますし、プロゲーマーを目指してゲームを練習している子も。

    また押入れの中には、スポーツ用品や鉄道模型、リカちゃん・シルバニアファミリーも。

    ◇ミーティングルーム
    サドベリースクールの一つの柱であるミーティングが行われます。
    ミーティングがない時間は、テーブルを囲んで話をしたり、ご飯を食べたり、勉強をしたり。

    ◇PCルーム
    Windowsパソコンが4台、iPadとAndroidタブレットが5台あります。
    デジタルネイティブな彼ら。マインクラフトでいろいろな世界を創造したり、ネットゲームをしていたり、動画編集をしていたり。

    ◇キッチン
    あまり広くない中にも、1升炊きの炊飯器・オーブンレンジなどが揃っているので、りょうりからケーキまで10人分くらいのものなら作れます。
    また、近くの調理室を借りて、専門的に大人数で料理を作りこともできます。


    校舎のその他の写真はこちら。
    https://goo.gl/IjGZpx


    ◇クリエイティブルーム
    クリエイティブ系の物が揃っています。
    絵画系なら、Mac、iPad Pro、Apple Pencil、デジタルネイティブペンタブレット、コピック400本くらい全色、スケッチブック各種など。
    音楽系なら、キーボード、アコースティックギター2本、エレキギタ、ベース、アンプ、リコーダー、鍵盤ハーモニカなど。
    その他にも、カメラ、ミシン、半田ごて、木工道具などが揃っています。
    山盛りのレゴブロックも。

    ◇2畳ルーム
    2畳半くらいの広さの部屋。
    小ぢんまりとした部屋なので、少人数で集中できます。
    1人で読書をしたり、オセロや将棋などを対戦したり。

    ◇図書ルーム
    4本の本棚があって、400冊くらいのいろいろな本が揃っています。
    絵本、児童書から、小説、専門書、まんがまで。

    またこの部屋の押入れには、ノートや原稿用紙、ボードゲームなどが入っています。


    西宮サドベリーは街中のスクールなので、小さな校舎ではあるのですが、それでも子ども達が学んでいく上で十分な設備や環境が揃っていると思います。
    また、サドベリーの特色として、校舎にとどまる必要はなく、専門的な人や場所に、生徒の子達がどんどん出掛けて行くことで、無限大の学びを行っていくことができます。

    新しい季節。
    この校舎ではどんな学びが繰り広げられていくんでしょうか?




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    クラスメートを知らない

  • 2017.03.21 Tuesday

  • 西宮サドベリースクールの生徒数は、定員いっぱいの30人、6〜18歳の子達がスクールに通っています。
    学校という枠で見るととても小さい学校なんですが、それでもスクールの後片付けの掃除決めなどで「◯◯とじゃんけんして」というと「◯◯ってだれ?」という事があるんです。

    これには、サドベリーらしい環境が影響しています。
    サドベリーでは「個が確立している」ということ。

    まず、学びも生徒の子達が「自分のやりたい事、必要な事」をやっていくので、それが違うと関わりがなかったりします。

    2つ目に、サドベリーでは、仲の悪い子や合わない子とは、一緒にいる必要がありません。
    だからこそ、変に人間関係がこじれることはないですし、数年経って、それぞれが成長したときに、仲の悪かった2人がとても親友になっていることもあったりします。

    兎にも角にも、サドベリーではとても自然な人間関係なのです。



    こういう風に書いていくと、何かサドベリーは人間関係の希薄な場所のように映るかもしれませんが、断じてそうではありません。
    人間関係がとても自然なのです。

    サドベリーの学びは個単位での動きが多いですが、スクールで学んでいく以上、スクールという社会との関わり無しではやっていけません。ミーティングも、みんなが関わる場の一つです。
    きちんとみんな、名前は知らないけど、顔は知っていて、同じ社会の一員だというイメージを持っています。


    そして例えば、30人というスクールの中の人間関係では足りなくて、もっといろいろな人達、いろいろな年齢の人達に関わっていきたいときには、スクールをベースとしてどんどん外へ出ていけばいいのです。
    日本の世界の他のサドベリースクールの子達に会いに行ったららいいですし、いろんな人を求めて日本全国を旅して回ることもできます。


    「クラスメートを知らない」。
    そんなサドベリーの環境は、とても自然で魅力的だと感じます。




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    子どもを導く

  • 2017.03.13 Monday

  • 昨日のスクール説明会。
    外国人で教師をやっているという方が参加されていて、質疑応答でのやりとり。

    「子どもは経験が少なくて未熟なので、教師が生徒の子達を導くことが必要だと思うが、どうか?」

    サドベリーの答えとしては、こうです。

    「たしたに子ども達は生きている年数が短いので経験は少ないけれど、だからと言って、教師が導く必要はない」

    サドベリーの基本理念として、「子どもを100%信頼する」があります。これは「子どもだからできないと考えない」、「子ども扱いしない」ということ。
    子どもであっても、大人との区別はなく、対等な人間として関わっていきます。



    そもそも、「経験が少ない」というのも微妙な表現で、大人でも経験していないことはたくさんあります。子どもでもたくさんの経験をしている子達もいます。
    なのでサドベリーでは、「大人が子どもを導くことができる」とか「大人が子どもを導いてあげなければならない」とはならないのです。

    先ほど書いたように、大人もたくさんの経験していないことがあって、生きていく中で、周りの人たちにいろいろな価値観やアドバイスを受けて、どんどん成長していきます。

    同じように、サドベリーの子どもたちは、スクールの中で、周りの年上の年下の生徒の子達から、スタッフから、サポーターから、いろいろな価値観やアドバイスを受けて、どんどん成長していきます。

    成長のきっかけになる相手が大人だけでなくて、いろんな世代、いろんな価値観を持った人たちであるサドベリーの学びの環境は、とても素晴らしい環境だと思いますが、みなさんいかがですか?




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    新しい季節

  • 2017.03.06 Monday

  • 3月に入って、いよいよ春らしくなって来ました!

    そして、2月の中旬から、いよいよ4月からの新年度に向けての新入生の体験が始まりました。
    続々と新しい子達が体験をしに、スクールに来てくれています。

    やはり、新しい子達が増えると、スクールの雰囲気が変わります。
    サドベリーの環境では、自分を隠す必要がないので、その子達のキャラがそのまま出て来ます。そしてその分だけ、スクール環境の多様性が広がるのです。

    ずっと同じメンバーで、少しずつ関係性が深まったり変わったりするのも、面白いですが、1年に1度は新しい風も必要。
    新しい子達が増えることで、これまでの生徒の子達にも、思ってもみないような新しい展開が生まれたり。



    一方で、新しい子達がいるいないに関係なく、これまでの生徒の子達も確実に変わっていきます。
    何かをきっかけにして、またこれまでの熟成が突然に実を結んで、思ってもみないような新しい展開が生まれたり。

    とても自然なサドベリーの環境。
    そうやって、スクールは自然と充実していくのです。




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    倉谷 明伸 (ぐら)

    兵庫県宝塚市生まれ・在住
    甲南大学 社会学科卒。卒論テーマは「子どもの友人ネットワーク研究」。

    大学卒業後、2年半の会社員を経て、自分の本当にやりたかった「子どもの面白い感性に触れられる仕事」として、サドベリースクールのスタッフを選択。

    アメリカ・ボストンのSudbury Valley Schoolを始めとして、関西圏の約20箇所のオルタナティブスクール、ホームスクーリングなどを視察する。

    西宮サドベリースクール創立時から15年間、生徒投票によりスタッフを続けさせてもらっています!
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