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重大な理由とは? その1

  • 2017.06.07 Wednesday

  • Twitterでも何度かツイートしていましたが、最近、ミーティングでみんなの意見が分かれて、5回にわたって繰り広げられて、とてもたいへんだった議題がありました。
    キーワードは「重大な理由とは何か?」です。

    その議題を簡単に説明するとこんな感じです。

    継続のプロジェクトは、毎月末のスクールミーティングで月例報告することがルールで義務付けられていて、その月末のスクールミーティングは、かなり重要視されています。
    月例報告を忘れていたりすると、プロジェクトは1週間の活動停止のペナルティーを課せられます。

    そんな月例報告に対して、「大事な用事があるから出れない」と事前にスクールに連絡してきた生徒の子がいました。

    後日、ミーティングで正式に理由を聞いたところ、理由は以下のようなものです。

    小さい頃から仲のいい友達がいてて、月例報告の日にその子の発表会がある。その子は基本的にそんな場に出る子ではないので、今回を逃すと2度と見ることができない。
    なので、月例報告を出ずにそちらに行っていた。

    これに対して、いろんな意見が出ました。

    ・「ひどい病気で来れない」「プロジェクトの大会が重なった」などの重大な理由であれば、これまで月例報告を延期する理由として認められるけれど、今回のは個人的な理由で、「重大な理由」とは認められないのではないか?

    ・個人的な理由でも、その子にとっては十分に重要な理由だし、理由として認めていい。

    ・今回は、事前にきっちり連絡されているから、それでいいんじゃないか?

    ・個人的に、絶対はずせない重要な事であるのはよく理解できるけれど、社会の中ではそれが重大な理由だとは判断されない。会社などで、大切な仕事があったとして、それを私的な理由で休むことはできない。

    ・サドベリーは学校だから、会社と同じレベルで考えるべきではない。学校は、もっと自由で寛容であるべき。面白みがなくなる。自由な学びがしにくくなる。

    ・会社にも有給休暇があって、会社側は社員の人が有休を取ることを禁止することはできない。事前に連絡すれば、理由は何であれ、認められるべき。



    いろいろな意見が出る中、「なんで個人的な理由だとNGになるのか」という話に。

    学校は「子ども達が大人になって社会で必要な知識やスキルを見つける場」だとすると、社会の価値観とあまりにも乖離することはできない。

    これが、プライベートの仲間内であれば、「それは大事だからしょうがないよねーー」ってなるはず。でも、ミーティングとして認められないのは、パブリックな場だから。感情を持ち込んではならない。
    好かれてる子にも嫌われてる子にも、全く同じレベルで判断を下すためには、ドライにこれまでの判例などを大事にジャッジする必要がある。
    だとすると、社会的に認められない個人的な理由は、ミーティングでは認めにくい。


    サドベリーは、ほんとにいろんな価値観がそのままあるので、ミーティングではいろんな意見が出て大変なこともありますが、これこそがとても大切で素晴らしい環境なんだなーー、とあらためて思ったりしました。

    さらにこの続きもあるので、次回に続きます。



    ー西宮サドベリースクールー
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  • 2017.06.27 Tuesday


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    『Profile』


    倉谷 明伸 (ぐら)

    兵庫県宝塚市生まれ・在住
    甲南大学 社会学科卒。卒論テーマは「子どもの友人ネットワーク研究」。

    大学卒業後、2年半の会社員を経て、自分の本当にやりたかった「子どもの面白い感性に触れられる仕事」として、サドベリースクールのスタッフを選択。

    アメリカ・ボストンのSudbury Valley Schoolを始めとして、関西圏の約20箇所のオルタナティブスクール、ホームスクーリングなどを視察する。

    西宮サドベリースクール創立時から15年間、生徒投票によりスタッフを続けさせてもらっています!
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