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    プロジェクトの企画書

  • 2017.05.08 Monday

  • 今日もスクールで、企画書を前に頭を悩ましている姿があります。

    西宮サドベリーでは、自分のやりたいことを追求するために、専門の知識を持った人に来てもらったり、学び予算で何かを買ったりする場合は、「プロジェクト」を立てる必要があります。
    →プロジェクト
    https://www.nishinomiya-sud.com/project/

    プロジェクトはミーティングでプレゼンテーションをして、承認をもらう必要があるのですが、その時に欠かすことのできないのが企画書です。

    企画書には、「プロジェクトの名前」「そんなことをするか」「いるもの」「予算」などの項目があるのですが、これら必要な項目の他にも、プレゼンで他の生徒の子達に賛成をもらうためには、「なぜそのプロジェクトをやりたいのか」「どれくらいやりたいのか」がきちんと伝わる必要があります。

    サドベリーの環境は、誰かにやらされる、という事がないので、プロジェクトも「自分が本当にやりたいからやる」ことは当たり前なのですが、「なぜそのプロジェクトを自分がやりたいのか」には、頭を悩ますようです。



    サドベリーに来てすぐの子は、プレゼンに慣れていないので、プロジェクトの説明をする時に「やりたいから」「すごくやりたいから」という言い方をする子がいます。
    それだと、やりたい気持ちは伝わってくるものの、スクールの学び予算からそのプロジェクトに予算を出すには、審議するための情報が足りません。欲しいおもちゃを目の前にして、親に「欲しい!欲しい!」と繰り返してる小さい子と同じです。

    他の生徒の子達がジャッジするミーティングに於いて、プロジェクトの承認を得るためには、「やりたい」の向こう側にある、具体的な自分の気持ちを掘り起こして、その中からプレゼンに必要な情報をまとめて、分かりやすくそれでいて熱意が伝わるように、工夫する必要があります。

    なかなか大変な作業には違いありませんが、その子達が大人になって、社会の中で自分の夢を実現して行く過程で、周りの多くの人たちに、自分のやりたいことを分かりやすく、熱意を持って伝えられることは、とても大きな大きなスキルだと思うのです。

    ここにも、サドベリーの自然な学びが存在します。



    ー西宮サドベリースクールー
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    HP:http://www.nishinomiya-sud.com/

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    『Profile』


    倉谷 明伸 (ぐら)

    兵庫県宝塚市生まれ・在住
    甲南大学 社会学科卒。卒論テーマは「子どもの友人ネットワーク研究」。

    大学卒業後、2年半の会社員を経て、自分の本当にやりたかった「子どもの面白い感性に触れられる仕事」として、サドベリースクールのスタッフを選択。

    アメリカ・ボストンのSudbury Valley Schoolを始めとして、関西圏の約20箇所のオルタナティブスクール、ホームスクーリングなどを視察する。

    西宮サドベリースクール創立時から15年間、生徒投票によりスタッフを続けさせてもらっています!
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