クラスメートを知らない

  • 2017.03.21 Tuesday

  • 西宮サドベリースクールの生徒数は、定員いっぱいの30人、6〜18歳の子達がスクールに通っています。
    学校という枠で見るととても小さい学校なんですが、それでもスクールの後片付けの掃除決めなどで「◯◯とじゃんけんして」というと「◯◯ってだれ?」という事があるんです。

    これには、サドベリーらしい環境が影響しています。
    サドベリーでは「個が確立している」ということ。

    まず、学びも生徒の子達が「自分のやりたい事、必要な事」をやっていくので、それが違うと関わりがなかったりします。

    2つ目に、サドベリーでは、仲の悪い子や合わない子とは、一緒にいる必要がありません。
    だからこそ、変に人間関係がこじれることはないですし、数年経って、それぞれが成長したときに、仲の悪かった2人がとても親友になっていることもあったりします。

    兎にも角にも、サドベリーではとても自然な人間関係なのです。



    こういう風に書いていくと、何かサドベリーは人間関係の希薄な場所のように映るかもしれませんが、断じてそうではありません。
    人間関係がとても自然なのです。

    サドベリーの学びは個単位での動きが多いですが、スクールで学んでいく以上、スクールという社会との関わり無しではやっていけません。ミーティングも、みんなが関わる場の一つです。
    きちんとみんな、名前は知らないけど、顔は知っていて、同じ社会の一員だというイメージを持っています。


    そして例えば、30人というスクールの中の人間関係では足りなくて、もっといろいろな人達、いろいろな年齢の人達に関わっていきたいときには、スクールをベースとしてどんどん外へ出ていけばいいのです。
    日本の世界の他のサドベリースクールの子達に会いに行ったららいいですし、いろんな人を求めて日本全国を旅して回ることもできます。


    「クラスメートを知らない」。
    そんなサドベリーの環境は、とても自然で魅力的だと感じます。




    ー西宮サドベリースクールー
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    子どもを導く

  • 2017.03.13 Monday

  • 昨日のスクール説明会。
    外国人で教師をやっているという方が参加されていて、質疑応答でのやりとり。

    「子どもは経験が少なくて未熟なので、教師が生徒の子達を導くことが必要だと思うが、どうか?」

    サドベリーの答えとしては、こうです。

    「たしたに子ども達は生きている年数が短いので経験は少ないけれど、だからと言って、教師が導く必要はない」

    サドベリーの基本理念として、「子どもを100%信頼する」があります。これは「子どもだからできないと考えない」、「子ども扱いしない」ということ。
    子どもであっても、大人との区別はなく、対等な人間として関わっていきます。



    そもそも、「経験が少ない」というのも微妙な表現で、大人でも経験していないことはたくさんあります。子どもでもたくさんの経験をしている子達もいます。
    なのでサドベリーでは、「大人が子どもを導くことができる」とか「大人が子どもを導いてあげなければならない」とはならないのです。

    先ほど書いたように、大人もたくさんの経験していないことがあって、生きていく中で、周りの人たちにいろいろな価値観やアドバイスを受けて、どんどん成長していきます。

    同じように、サドベリーの子どもたちは、スクールの中で、周りの年上の年下の生徒の子達から、スタッフから、サポーターから、いろいろな価値観やアドバイスを受けて、どんどん成長していきます。

    成長のきっかけになる相手が大人だけでなくて、いろんな世代、いろんな価値観を持った人たちであるサドベリーの学びの環境は、とても素晴らしい環境だと思いますが、みなさんいかがですか?




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    新しい季節

  • 2017.03.06 Monday

  • 3月に入って、いよいよ春らしくなって来ました!

    そして、2月の中旬から、いよいよ4月からの新年度に向けての新入生の体験が始まりました。
    続々と新しい子達が体験をしに、スクールに来てくれています。

    やはり、新しい子達が増えると、スクールの雰囲気が変わります。
    サドベリーの環境では、自分を隠す必要がないので、その子達のキャラがそのまま出て来ます。そしてその分だけ、スクール環境の多様性が広がるのです。

    ずっと同じメンバーで、少しずつ関係性が深まったり変わったりするのも、面白いですが、1年に1度は新しい風も必要。
    新しい子達が増えることで、これまでの生徒の子達にも、思ってもみないような新しい展開が生まれたり。



    一方で、新しい子達がいるいないに関係なく、これまでの生徒の子達も確実に変わっていきます。
    何かをきっかけにして、またこれまでの熟成が突然に実を結んで、思ってもみないような新しい展開が生まれたり。

    とても自然なサドベリーの環境。
    そうやって、スクールは自然と充実していくのです。




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    人が少ない

  • 2017.02.27 Monday

  • いよいよ2月もあと少し、3月が目の前になって、春の到来を感じることも多くなりました。
    でも、まだ日によっては寒い日もあって、冬を感じる日もあったりします.

    冬になると毎年、スクールに来る生徒の数が少なくなって、たまにとても静かな日があったりします。
    サドベリースクールは「行かなければならないから、しょうがなく行く」場所ではありません。
    なので、冬に入って寒くなり、朝に起きても布団から、家から、出るのがおっくうだったり、冬の弱い太場と早くやって来る夜は、人間の動物としての本能的にも、テンションを低空飛行にしていきます。

    そんなこんなで、冬になると全体的にスクールに来る人数が少なくなるのですが、ある一面から見ると、サドベリースクールのこの環境は、とても大切なものを含んでいる事に気付きます。



    まず、サドベリースクールが「行かなければならないから、しょうがなく行く」場所でないことは、裏を返せば「やりたい事があるから、学びたい事があるから、スクールに来ている」ということになります。
    なので、スクールに来ている子達は、その日にスクールで学ぼうと思って来ているわけで、それは自然と、スクール全体の学び環境の充実度を上げることになります。スクールが学びに対して前向きな空気に満たされるのです。

    2つ目に、「行かなければならないから、しょうがなく行く」場所ではないとは言え、サドベリーの自由な学びには責任がともないます。
    これは「本当の意味での自由」があるということです。

    スクールに来るかどうかも含めて、生徒の子の自由ではありますが、スクールとして学びをしている以上、例えば、プロジェクトで「火曜日の14:00~15:00まで授業」を自分が企画書に書いたのなら、それを行う責任が出てきますし、自分が気が乗らなくてスクールを休んだ日にとても重要な決定がミーティングでされたとしても、それには異議を出すことはできません。

    また合わせて、サドベリーで学びを得るためには、それ相応の時間をスクールで過ごす必要がある、というのもごく自然でリアルな事柄です。

    自由でありながらも、社会の中でやっていくためには、責任がともなうということです。

    とても自然なサドベリーの環境。それはそのまま大人になって社会の中で使えるノウハウが詰まっているのです。




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    新しいプロジェクトがたくさん!

  • 2017.02.20 Monday

  • 最近、いろんな子達から新しいプロジェクト企画がどんどん届いています!

    例えば、
    ・中国語プロジェクト
    ジャッキーチェンのファンで、スクールでも映画を熱心に観ています。
    中国語を覚えたい理由は、ジャッキーチェンと中国語で会話したいからだとか。

    ・USJプロジェクト
    これまでに何度もユニバーサルスタジオジャパン(USJ)に行ったことのある子と、はじめてUSJに行きたい、という子達のプロジェクト。
    これまでに行った子は、これまで家族や友達とUSJに行ってほんとに楽しかったので、今度はプライベートでなくスクールで行きたい!という。
    初めての子は、USJに行った子達から、USJの楽しさや魅力を聞いて、ぜひ行ってみたい!ということで企画。

    ・お泊まりプロジェクト
    1人の女の子が、スクールの生徒たち6人をお泊まりイベントで、「おもてなししたい」というプロジェクト。
    最近、練習してる料理で、晩ご飯は1人で用意するそう! 朝ご飯はトーストにジャム付きです。

    ・八ヶ岳サドベリー10日間留学へ行くプロジェクト
    街中のスクールである西宮サドベリー。日本中のサドベリーとは連携を取っているので、大自然の中にある八ヶ岳サドベリーの10日間留学企画へ行く、というもの。
    西宮サドベリーのプロジェクトで大自然を経験できます。


    他にも魅力的な企画が、小さい子から大きな子まで、初めて企画を作る子からベテランまで、たくさん出てきています。
    ここ最近は、さらにプロジェクトが活発。



    でも。
    プロジェクトの企画は、「やりたいことをやらせてもらえる」ものではありません。「自分のやりたいことを自分の力でどんどん学んで行く」ものです。

    なので、新しいプロジェクト企画をプレゼンするミーティングでは、企画者の子に対して、他の子から厳しいチェックも入りますし、「やりたいこと」が伝わらないと企画が却下されることもしばしば。
    また、プロジェクト承認後も、きっちり月例報告をしないと、継続が認められません。

    もちろん、ミーティング外ではスタッフやベテランの子達に聞けば、いろいろなアドバイスがもらえます。ただ自分でやる、ということのは変わりありません。

    生徒の子達は、そのリアルで厳しい環境の中で、「自分がやりたいこと」を責任をもって、自分の力で行なっていきます。これは大人になってから社会の中でとても必要なスキルでもあります。


    さらに同時に。
    ここ最近、プロジェクトの承認のジャッジが厳しすぎるのではないか?という議論も並行してされています。
    初めての子たちの一部からは「プロジェクトのプレゼンでみんなに突っ込まれるのが怖い」という意見も聞こえてきたり。

    スクールのみんなの学び予算を使ったりするので、きちんと考えられた予算なのかはチェックされたりはしょうがないんですが、最前提として、サドベリーは「自分のやりたい学びにどんどんチャレンジできる学校」。
    それを忘れて、ただ厳しくならないように、これからも、みんなで考えながらより良い環境を目指しています。




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    『Profile』


    倉谷 明伸 (ぐら)

    兵庫県宝塚市生まれ・在住
    甲南大学 社会学科卒。卒論テーマは「子どもの友人ネットワーク研究」。

    大学卒業後、2年半の会社員を経て、自分の本当にやりたかった「子どもの面白い感性に触れられる仕事」として、サドベリースクールのスタッフを選択。

    アメリカ・ボストンのSudbury Valley Schoolを始めとして、関西圏の約20箇所のオルタナティブスクール、ホームスクーリングなどを視察する。

    西宮サドベリースクール創立時から15年間、生徒投票によりスタッフを続けさせてもらっています!
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