サドベリーは芸能界だ

  • 2017.05.23 Tuesday

  • いきなり、訳の分からないタイトルでスタートしましたが(笑)、最終的にはタイトルままな内容です。

    サドベリーでの子ども達の学びの立ち位置を、一般の方に分かっていただくために、大人の世界で例えるなら、という話をしています。

    学校は7歳になったらみんな、公立校・私立校に行かなければならない、と思われていますが、それは、大人の世界で例えるなら、大人がみんな会社員にならなければならない、というのと同じ。
    そんな事になったら、自分のやりたい事ができずに気が狂う人がたくさん出ると思います(笑)。
    自分で起業したい人や、小説家・音楽家になりたい人、研究者になりたい人、何かに縛られるのが嫌で定職につかずに自由に生きていきたい人。いろいろな人がいて、いろいろな選択肢があって当たり前。

    なのに、それが子どもの世界ではまかり通っているのです。問題が出るのもうなずけます。



    ただし一方で、世の中の多くの人達が公立校・私立校に行く中で、サドベリースクールを選ぶということは、大人の世界では、世の中の多くの人達が会社員になる世の中で、芸能人になるということ。
    全てを自分の責任で生きていかないといけないけれども、自分がやりたい事を思う存分やっていける選択肢。

    中には、公立校や会社員の方が、世の中のマジョリティーで安定しているし、与えられる方が生きるのが楽、という人達もいてます。
    芸能人に憧れながらも、会社員をやっている人達もたくさんいます。


    そんないろんなことがある中で、自分が本当にやりたい芸能界に飛び込んできたのが、サドベリースクールに入学した子達。
    その子達にとっては、サドベリーは芸能界のように、キラキラ輝く選択肢なのです。



    ー西宮サドベリースクールー
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    クラスみんなで長縄跳び

  • 2017.05.16 Tuesday

  • ふと、テレビを見ていたら、「小学生長縄跳び大会」の募集のお知らせがやってました。
    「みんなで心を一つにして、絆を深めよう」「長縄跳びの得意な子も苦手な子も、チームとして工夫をして、頑張ろう」という感じの紹介がされていました。

    そして参加条件は、「クラス全員参加であること」。
    これには、大きな違和感を感じてしまいました。

    まず思ったのは、長縄跳びをしたくない子達はどうなんだろう?、という事。
    クラスの絆のために、嫌々参加させられるのか? それが元で、チームスポーツが嫌いになっちゃうんじゃないか?

    そして、「サドベリーなら絶対に実現しないだろうな」という事。
    誰かが「俺やりたくないしーー」で即終了です(笑)。

    それくらい、「みんなで同じことに打ち込む」というのは確率が低いのです。ほぼ0%といってもいいくらいだと思います。
    そして、これが自然な環境だと思うのです。

    学校だから、子どもだから、で普通にやられていることも、ちょっと立ち止まって考えると、とてもじゃないけど大人の社会ではまかり通らない事がたくさんあります。



    例えば、町内会で、自治会長が「絆を深めるために長縄跳びに挑戦しよう」「町内は全員参加」「成績を上げるために必死に練習する」とか言い出したら、まず通らないと思います。

    「みんなで心を一つにして、絆を深めよう」というのは、たしかに言葉としては綺麗なんですが、それを個人に強制できるか、と言われると、なかなか難しいと思うのです。


    学校だから、子どもだから、で普通にやられていること。
    いちどゼロに立ち戻って、考え直してみると、また違った見え方があると思います。



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    プロジェクトの企画書

  • 2017.05.08 Monday

  • 今日もスクールで、企画書を前に頭を悩ましている姿があります。

    西宮サドベリーでは、自分のやりたいことを追求するために、専門の知識を持った人に来てもらったり、学び予算で何かを買ったりする場合は、「プロジェクト」を立てる必要があります。
    →プロジェクト
    https://www.nishinomiya-sud.com/project/

    プロジェクトはミーティングでプレゼンテーションをして、承認をもらう必要があるのですが、その時に欠かすことのできないのが企画書です。

    企画書には、「プロジェクトの名前」「そんなことをするか」「いるもの」「予算」などの項目があるのですが、これら必要な項目の他にも、プレゼンで他の生徒の子達に賛成をもらうためには、「なぜそのプロジェクトをやりたいのか」「どれくらいやりたいのか」がきちんと伝わる必要があります。

    サドベリーの環境は、誰かにやらされる、という事がないので、プロジェクトも「自分が本当にやりたいからやる」ことは当たり前なのですが、「なぜそのプロジェクトを自分がやりたいのか」には、頭を悩ますようです。



    サドベリーに来てすぐの子は、プレゼンに慣れていないので、プロジェクトの説明をする時に「やりたいから」「すごくやりたいから」という言い方をする子がいます。
    それだと、やりたい気持ちは伝わってくるものの、スクールの学び予算からそのプロジェクトに予算を出すには、審議するための情報が足りません。欲しいおもちゃを目の前にして、親に「欲しい!欲しい!」と繰り返してる小さい子と同じです。

    他の生徒の子達がジャッジするミーティングに於いて、プロジェクトの承認を得るためには、「やりたい」の向こう側にある、具体的な自分の気持ちを掘り起こして、その中からプレゼンに必要な情報をまとめて、分かりやすくそれでいて熱意が伝わるように、工夫する必要があります。

    なかなか大変な作業には違いありませんが、その子達が大人になって、社会の中で自分の夢を実現して行く過程で、周りの多くの人たちに、自分のやりたいことを分かりやすく、熱意を持って伝えられることは、とても大きな大きなスキルだと思うのです。

    ここにも、サドベリーの自然な学びが存在します。



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    eスポーツ

  • 2017.04.26 Wednesday

  •  最近、こんな記事がニュースで出ていました。

    「日本人選手が派遣できない eスポーツが“メダル種目”になるも……協会が抱える課題」
    https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170419-00000087-zdn_n-sci

     「eスポーツ」というと、なかなかピンとこないですが、分かりやすく言うならば「プロゲーマー」です。
     格闘ゲームやスポーツゲームの、テレビゲーム(ビデオゲーム)を職業としてやる人たち。

     日本ではなかなか実感はないですが、スポーツの国際大会である「2022年 アジア競技大会」では、サッカーやボクシングなどと並んで、正式なメダル種目になると決まったのです。

     そして海外では、大会には数万人の観客が集まり、トップクラスのプロゲーマーになると1億円以上を稼ぐ人たちもいるそう。
     もう、海外ではスポーツとしての環境が進んでいます。

    「賞金稼ぐプロゲーマー 海外ではスター、日本も大波来るか」
    https://news.yahoo.co.jp/feature/207


     こういう状況が、自然に受け入れられる大人たちがどれほどいるでしょうか?
     けれどもこれが新しい環境であり、事実として起こっている流れなのです。



     スクールにも、将来はプロゲーマーを目指す、と言っている男の子がいます。
     彼らにとっては、これはとても自然な流れであり、日本ではまだまだ状況が整っていなくても、世界に出ていくことで、十分な仕事として夢を実現していけるでしょう。

     これからの時代は、その時代を生きている子ども達が主役であり、当事者。
     その彼らが、いいと思うもの、熱中するものは、自然と新しい時代に取り込まれていくでしょうし、新しい時代を作っていくものとなるのです。


     大人の古い価値観に左右されることなく、これからの時代を生きる子ども達が自分の感性で、いいと思うもの、熱中するものを学びとして行っていくことができるサドベリースクール。
     サドベリースクールから、新しい時代の主役となるような子ども達が生まれていって欲しいと思います。




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    年度がない

  • 2017.04.19 Wednesday

  • 3月、4月の合間のときに保護者の方から質問されて、ふと気づいたサドベリーらしいこと。

    それは、「年度がない」ということです。
    もちろん、スクールも年度ごとの戦略を立てていたり、学費が4月から3月までの年額払いだったりするので、厳密には年度は存在はするのですが、意識的には生徒の子達や保護者の方が年度を意識することはありません。
    それにはスクール側の願いもこもっていたりします。

    従来の学校であれば、年度で学年が変わったりはっきりとした区切りがつけられていて、生徒の子も保護者の方もかなり年度や学年を意識します。



    一方、サドベリースクールは、もっともっと自然なかたちで継続した学びのスパンを持っています。

    なので、サドベリーの継続した学びには似つかわしくないということで、「年度」や「学年」で区切りはありません。
    特に生徒の子には、何かに区切られるのではなく、とても自然なスパンで、自分の学びについて考えていってくれればと考えています。

    自分の学びの中で、区切りをつけるものは、外のカレンダーではなくて、自分の中の目標やステップアップによるもの。


    サドベリースクールの区切られない継続した学び。自分の中で自分でつける区切り。
    そこには「年度」というものは存在しません。




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    倉谷 明伸 (ぐら)

    兵庫県宝塚市生まれ・在住
    甲南大学 社会学科卒。卒論テーマは「子どもの友人ネットワーク研究」。

    大学卒業後、2年半の会社員を経て、自分の本当にやりたかった「子どもの面白い感性に触れられる仕事」として、サドベリースクールのスタッフを選択。

    アメリカ・ボストンのSudbury Valley Schoolを始めとして、関西圏の約20箇所のオルタナティブスクール、ホームスクーリングなどを視察する。

    西宮サドベリースクール創立時から15年間、生徒投票によりスタッフを続けさせてもらっています!
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