サドベリーのために引っ越して来る

  • 2018.12.11 Tuesday

  •  ここ最近、西宮サドベリーの入学検討に、福岡や岡山からと、遠くから家族で見に来ていただいています。

     そして、現在スクールに在籍している生徒の中にも、和歌山や石川、福井県から引っ越してきた子達がいてます。過去にも、東京や九州から引っ越してきた子達も。

     通学でも、奈良や京都、南大阪から2時間ほどかけて来てくれている子達もいます。

     

     なぜか?

     

     それは、サドベリースクールが他には替えの効かない、ユニークで魅力のある学校システムだからです。

     子どもがサドベリーの魅力に共感してくれて、そんな学校で学んでいきたいと思ったら、遠くても頑張って来てくれます。

     サドベリーに来るという学びの選択を、その子本人が頑張って、家族がその選択を支援していただいて、実現してくれているのです。

     

     「学校」と聞いて小中学校を思い浮かべてしまうと、「そこに住んでいるから」「行かないといけないから」という感じで、「選択する」「努力で実現させる」というイメージはありません。

     

     

     けれども、本来、学びというものは、自分が一番だと思うものを選ぶものであって、いろいろな形で努力してやっと、その選択を実現できるものです。

     例えば、音楽が好きな子が、自分のスキルをより伸ばすために、自分が一番いいと思った音楽教室に行こうと思って、でもその教室がとても遠かった場合。それでも本当に行きたい場合は、その子は学びを実現するために、いろいろな努力をすることでしょう。

     

     そんなこともあって、サドベリースクールには、本当にサドベリーに来たい子達が来てくれています。

     そして、だからこそ、その子達の一番の学びを得ていくことができるのです。

     

     

     とは言え、本当にその選択をしたくても、みんながみんな、その選択を実現できるとは限りません。

     そう考えると、いま、西宮サドベリーに通うことを実現できた子達は、本当に幸せなのかもしれません。

     

     

     

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    褒めて伸ばす

  • 2018.12.04 Tuesday

  •  最近、「子どもを褒めて伸ばす」が流行っています。

     成功体験をさせる、というのもよくよく聞きます。

     

     一方で、僕は生徒の子達との関わりの中で「褒めない」ことで有名だったりします。

     僕がごくごくたまに、生徒の子の絵とかを見て褒めることがあると、「ぐらに褒められたーー」と驚かれるのと、「ぐらがほんとに良いと思って褒めてくれた」と言われます。

     「ほんとに良いと思って褒めてくれた」は、ほんとにそうです。それ以外でうわべだけで褒めるようなことはしません。

     

     僕の周りには、ほんのちよっとした事ですごく褒める人がいます。

     僕のしたちょっとした事にも、すごく褒めてもらったり、すごく感謝してもらえたり。

     

     

     個人的には、「よく褒める」人には2種類あると思っています。

     ひとつは、本当にちょっとした事で「すごい」「良い」と思える人で、その人のそのままの形で「褒める」ことができている人。

     

     もうひとつは、「子どもを褒めて伸ばす」などを意識して、「自分が思ってもないのに」「ちょっと無理して」褒めている人。

     こちらのパターンは、褒められた子どもにとっても、あまり良い結果にはならないのではないか、と思っています。

     

     まず、「子どもを伸ばすために」褒める、というのは、自然な形でないです。

     うわべのテクニックになってしまっています。

     

     それでも、褒められた子どもは「嬉しい」です。それを糧にして動いてくれます。

     でも、それは作られた不自然な嬉しさなのです。

     

     

     親が作られた「褒める」を使って、子どもを作られた「嬉しさ」で動かしていくと、「褒める」ことで子どもの行動が作られていくようになってしまいます。

     子どもからすれば、「褒められる」を行動の規範にしてしまって、褒められないと動かなくなってしまいます。

     

     

     本当に思ってはいないこと、うわべだけの言葉、テクニックだけの嘘は、良い結果は生まないと思います。

     本当に思っていることを、きちんと伝えることが、大切だと思います。

     

     本心から褒める、ということはあまり機会がないかもしれません。

     でも、褒められようが褒められまいが、自分の意思できちんと生きていけるような子の方が素敵だと思うのです。

     

     

     

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    サドベリーなのに何のためにスタッフがいるのか?

  • 2018.11.26 Monday

  •  西宮サドベリースクールでは、2019年度のスタッフに向けて、多くのスタッフ希望の方に来ていただいています。

     高いスキルを持つ魅力的なスタッフ希望の人達中から、子ども達がスタッフ選挙によって、より充実した学び環境を作っていくのがサドベリースクールです。

     

    ——

     サドベリースクールは、本当の「子どもが学ぶための」学校です。

     

     なのでサドベリーでは、

       子どもが自分で学びを行なっていく

       子ども達が学校運営を行なっていく

     

    ことが本当な意味で可能となっていて、それは、

      子ども達が自分で自分にとっていちばん良い学び方を作ることができる

      子ども達が学び環境を充実させるために学校予算など、学校運営の全てに関わっていく権利を持つ

     

    などに現れていたりします。

     

     

     こういう面を伝えていると、「じゃあ、子ども達で全部やるんだから、大人・スタッフは必要ないじゃん」と言われることがあるのですが、そうではありません。

     サドベリースクールに、子ども達から信任された少数精鋭のスタッフがいるのは、きちんと理由があるのです。

     

     

     昔、12歳の生徒の子が「今のスクールが面白くない」と言って、自分がスクール代表(校長)になって学校運営からスクールの環境を良くしていく、と言い、実際、この子はミーティングでも承認されて代表になって、新聞で「12歳のスクール校長が誕生」と記事になったりもしました。

     

     その後この子は、いろいろと先頭に立って学校運営をしてくれたものの、最終的には代表を辞めます。

     

     その時に、この子が理由として言ったのが、

    「自分は学ぶためにスクールに来ているのであって、学校運営がいちばんな訳ではない」ということでした。

     

     

     生徒として来ている子ども達にとっては、スクールは「学ぶための場」であって、学びやすい環境、充実した学びができる環境を作るために「学校運営」を行うものの、それがいちばんやりたい事であることは少ないのです。

     

     もちろん中には、学校運営に興味があっって、それ自体がスクールでいちばんやりたい学びの子もいます。

     そういう子は、思う存分にスクールの学校運営の全てに関わって学んでいってくれれば良いと思います。

     

     ただ、そういう子がずっとコンスタントにいることは無いのです。

     途中で学校運営がいちばんやりたい事でなくなるかもしれません。

     

     

     サドベリースクールにスタッフが必要な理由は、ここです。

     子ども達に選挙で選ばれて、本当に信任されたスタッフが、子ども達から委任された、スクール運営のための事務作業や広報戦略、会計などを仕事としてこなしていく。

     

     子ども達は、信頼できるスタッフにそれらを任して、自分達の学びにより集中できる。

     生徒の子達がスクールでいちばんやりたい「自分の学びの追求」ができるのです。

     

     

     スタッフは子ども達から、より良く学ぶ環境づくりのために業務委託されている。

     そんな感じでしょうか?

     

     

     今日も、サドベリースクールでは「子ども達の学び環境をより良くするため」にスタッフが頑張っています。

     

     

    →「スタッフプログラム2019」について詳しくはこちら




     

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    子ども達は本当にやりたい事をやっています。何の問題があるでしょう?

  • 2018.11.20 Tuesday

  •  「サドベリーで、子ども達は本当にやりたい事をやっています。何の問題があるでしょう?」。

     ボストン・サドベリーバレースクールのスタッフ・ダニーが昔にインタビューで言っていた言葉です。

     そしてこの言葉は、サドベリーの本質を言い得ていると思ってます。

     

     西宮サドベリーには、サーフィンのプロを目指して打ち込む子、TVゲームの「スプラトゥーン」が好きで打ち込んで、全国大会「スプラ甲子園」に申し込んだ子達などがいてます。

     

     西宮サドベリーにいてる子達も、本当にやりたい事をやっています。

     

     

     サーフィンの子は、大会に出て表彰台に上がることも。現在はボーイズの日本ランキングで10位くらいになっています。

     そして最近では、さらなる高みを目指して、練習拠点を四国に移しました。家からだと週末しか海での練習ができなくて、毎日海で練習ができる環境を求めたのです。

     他にも、サーフィンを上達されるためのコーチングやジムでのトレーニング、キックボクシング、ランニング、ストレッチなど幅広いトレーニングを自分で考えて取り入れています。

     

     「スプラトゥーン」が好きな子達も、ブキごとの性質やステージの構造の分析、ルールごとの攻略方法の考察など、インターネットやYouTubeなどの膨大な情報を調べて、身につけています。

     スクール外の人達とも繋がって、上手い固定のメンバーで組んで、何度も何度も「試合に勝つため」の役割分担や戦略などを練習していたり。

     ちなみにこの2人は、上位1%のウデマエXだったりします。

     

     

     サーフィンやっている子がこのままプロサーファーになるのか、スプラトゥーンに熱中してる子達がこのままプロケーマーを目指すのか、は分かりません。

     

     途中で挫折したり、興味が変わったり、別の道に進むこともあるでしょう。

     でも、ひとつの「自分がやりたい事」にこれだけ時間をかけて、熱意をかけてやったことは、この子達の中でとても大きな経験になるでしょう。

     

     そしてこの子達は、人生の中で「自分がやりたい事」を実現していくのだと思います。

     

     

     「サドベリーで、子ども達は本当にやりたい事をやっています。何の問題があるでしょう?」。

     これを聞いた人がよく言う意見として、

     

     「とは言っても、いろんな選択肢の中から幅広く選べるように、子どもの頃は幅広い知識を身につけておいた方がいい」

     「ひとつの事に集中してしまうと、それしかできない偏った人間になってしまうのでは?」

     

    ということがあります。

     

     これに対しては、明確に「No」を返答しています。

     何故ならば、何かひとつの事をどんどんやって、追求していけばいくほど、その周りにある膨大な知識や技術がないと先に進めなくなるからです。

     

     なので、ひとつの事だけを追求してやっていても、いろいろな事に出会う事になるし、いろいろな事を知り、いろいろな事ができる人に成長します。

     全く心配はいりません。

     

     具体的な例として、何かの分野の第一人者や一番の人を誰か思い浮かべてもらえれば、その人は「その分野の一番の知識や技術」を持っているのと同時に「周りのありとあらゆる知識や技術」も持ち合わせていると思います。

     ひとつの事を極めた人は、とても広い知識や技術を持った人なのです。

     

     

     子ども達は本当にやりたい事をやっています。何の問題があるでしょう?

     




     

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    サドベリーを選ぶ。いろんなことから自由になる

  • 2018.11.13 Tuesday

  •  西宮サドベリースクールは、引き続きたくさんの子達に見学・体験に来ていただいています。

     ありがとうございます!

     

     見学の時には「大人が知りたい情報、心配するところ」と「子どもに必要な情報」が大きく違うので、最近ではスタッフが2手に分かれて、大人向き説明と子ども向きの説明を別々にするようになりました。

     

     そんなこともあって、僕の方は100%見学の子ども達に向き合って、スクールの説明をできるようになっています。

     

     

     見学の子達に対しては、スクールの中を実際に回りながら、サドベリーという学校について、どんなことが学びとしてやっていけるのかを具体的に説明していくんですが、最後に説明のまとめとして「せっかくサドベリーを選ぶのだから、いろんなことから自由になって欲しい」と伝えています。

     

     「いろんなことから自由になる」。

     これは、サドベリーで学んでいく上で、とてもとても大切なことです。

     せっかくサドベリーに出逢って、自分の意思でサドベリーを選んだのに、いろいろな「べき論」や「刷り込み」にがんじがらめのままだと、サドベリーの本当の意味での学びは手にできないでしょう。

     

     特に、これまで小中学校に行っていて途中からサドベリーに来る子達は、「いろんなことから自由になる」のができなかったりします。

     

     「小学5年生だからこの漢字が書けないとおかしい」「男の子だから好きだけどこんな事できない」「女の子と仲良くするとからかわれる」「サドベリーも学校だから遊んでばかりじゃ駄目」「毎日学校に行かなきゃ駄目」「小学校で禁止だったからこれはしちゃ駄目」「ゲームより勉強している方が偉い」「漢字と算数は勉強しとかないと」「先輩後輩の関係を守る」「大人の言うことには従わないといけない」「空気を読んで動け」「学歴がないと仕事につけない」

     

     ありとあらゆる「べき論」や「刷り込み」。

     小中学校では当たり前だったかもしれませんが、サドベリーで学んでいくのには邪魔にしかなりません。

     

     

     さらにこれは、サドベリーにとどまらず、その子が人生の中で生きていく上では、絶対に必要な考え方ではありません。

     自分の考えで持つならともかく、べき論や刷り込みで持つのは、その子が自由に自分を生きていくことをできなくしてしまいます。

     

     

     せっかくサドベリーに出逢って、自分の意思でサドベリーを選んだなら、いろんなことから自由になって欲しい。

     強く願います。

     




     

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    倉谷 明伸 (ぐら)

    兵庫県宝塚市生まれ・在住
    甲南大学 社会学科卒。卒論テーマは「子どもの友人ネットワーク研究」。

    大学卒業後、2年半の会社員を経て、自分の本当にやりたかった「子どもの面白い感性に触れられる仕事」として、サドベリースクールのスタッフを選択。

    アメリカ・ボストンのSudbury Valley Schoolを始めとして、関西圏の約20箇所のオルタナティブスクール、ホームスクーリングなどを視察する。

    西宮サドベリースクール創立時から15年間、生徒投票によりスタッフを続けさせてもらっています!
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